2013年2月 川底温泉・蛍川荘 ★★★★☆ [温泉【大分】]
久しぶりに、超鄙び系の温泉紹介です。
場所は大分県玖珠郡九重町・・・
川底温泉は「九重九湯」の一つですが、温泉施設はここ、「蛍川荘」だけしかありません。
横に流れる町田川に、掛け流しのお湯が流れ落ちる姿を見ながら向かいます。
川底温泉の歴史はとても古く、西暦901年(延喜元年)に菅原道真公が大宰府に左遷される途中、刺客から逃れるため菅原の白雲山浄明寺に身を隠した折発見したという言い伝えが残っているそうです。
いい伝えの真贋のほどは別として、現在の浴槽は1856年(安政3年)庄屋であった菅原元徳が村人の為にこしらえた石畳のものが今も残っているもので、歴史の重みが違います
この日はとても寒くレンズが曇って酷い写真ですが、浴槽は三段になっていて一番上が最も熱く、下の方がだんだんと入りやすい温度に
感覚としては一番上のお湯は43℃~44℃ぐらいはあったかも・・・
一番下でも40℃は充分あります
これが有名なすべて石でできた混浴の内湯
上の段から見た写真。
浴槽の底には、温泉名の由来となる川底のような石がごろごろ敷き詰めてあって、一番上の浴槽の石の間からお湯が湧き出ている
こんな自然湧出している温泉はめったにありません
浴槽と浴槽の間は石をくり抜いてお湯が流れていく・・・
連れはこの日は、混浴を遠慮して女性専用内風呂に(混浴1・女性用内湯1のみ)
「女性風呂の貸切で気持ン良かった~」ってことで、浴槽の写真を撮ってきてもらうことに。
こちらは残念ながら、底から湧き出る仕組みではないようで・・・
玄関を出ると、源泉とお水が汲めるようになってます。
風呂上がりの天然水は、のどがなりますね
ちょっとアンニュイなワンちゃん
又来るけんね~
川底温泉・蛍川荘
大分県玖珠郡九重町菅原1453 TEL:0973-78-8234
料金:500円 営業時間:8:00~21:00 不定休
注:現在宿泊は受けつけて無いようです
2012年10月 別府温泉 竹瓦温泉(九州八十八湯めぐり No,88) [温泉【大分】]
鉄輪温泉を後にして九州八十八湯巡り最後の一湯
「竹瓦温泉」にやって来ました。
八十八湯巡りは、どんな順番でまわってもかまいませんが、九州七県の施設を
必ずまわることと、最後のゴールは竹瓦温泉であることがルールです。
どうですか、この建物の面構え・・・明治12年創業で当時は竹屋根葺きの浴槽で、次に瓦葺きに改装されたため、竹瓦の名称がついたとか・・・
現在の建物は昭和13年に建てられたもので、別府温泉のシンボルとしての風格は充分兼ね備えたものです
最後のスタンプ・・・受付の女性が「ぱ~んぱかぱ~ん」と、くちファンファーレをば奏でてくれた(笑)
木をふんだんに使った休憩所は、どことなく時代を感じさせるものですがレトロチックでいい感じ
撮った写真があまりにも酷いので、九州八十八湯巡りからお借りしました。
この日は入浴客が大勢なうえ、お湯もかなりの熱さで早々に退散
まあ、ここは泉質がどうのこうのより、この雰囲気だけで充分でしょう
この後、泉人になるための申請窓口がある「上野本館」というホテルに向かいますが道を間違えて、商店街をぐるぐる回る破目に・・・
商店街の異様な雰囲気にビックリしましたが、シャッター通り化した街並みを少しでも活性化しようと若い人が作ったオブジェだったんですねぇ。
野上本店にて・・・こちらで湯印帳と1,500円の認定料を払うと手続きは終了です。
後日送られてきた、泉人キーホルダーと認定状・・・賞状をもらうのは、中学の陸上競技で県大会100メートルで入賞した以来(笑)
2011年1月の「博多温泉 富士の苑」をふりだしに始まった湯巡りは
1年9ヵ月もかかって、やっとゴールを迎えることができました。
この間連れといっしょに九州中を回って、いろんな温泉や自然、珍しい町並み
に触れることができて、いい思い出を作ることができました。
ほんとに良かった
それからこの間、地味~な記事にお付き合い下さった方には
心から感謝申し上げます
別府温泉 竹瓦温泉 ★★★★☆
大分県別府市元町16-23 TEL:0977-23-1585
料金:大人100円 砂湯:1000円
営業時間:6:30~22:30
2012年10月 鉄輪温泉 渋の湯(九州八十八湯めぐり No,87) [温泉【大分】]
鎌倉時代からの歴史がある鉄輪温泉の、象徴的な存在でもある「渋の湯」
現在は「渋の湯組合温泉」という形態で運営されていて、何らかの会費を集めて運営されているのでしょう。
っで、我々は有料(100円)のコインロッカーを使い、これが入浴料となる。
泉質は人の肌と同じ弱酸性・・・メタ硅酸を大量に含んだお湯は保湿性がたかく、天然の化粧水ともいえるお肌に優しいお湯です
「竹製温泉冷却装置」高温の源泉を竹枝を伝わらせ温度を下げます。
これによって、水で薄めずにすむって仕組み
なんともシンプルな内湯ひとつの施設ですが、鉄輪温泉らしい鄙びをおびた名湯かと思います。
地元の方の愛情が注がれる渋の湯・・・いつまでも健在なれ
お腹が空いた二人は、ここで鉄輪をは離れ大正15年創業の「レストラン東洋軒」へ
ここ東洋軒の創業者、宮本四朗さんが考案した料理だとの事。
大分名物のカボスをたっぷりかけて、お好みで酢醤油と辛子をつけて頂きます。
サクサクっとした歯ごたえと柔らかい鶏肉のコントラストがいいですねぇ
お腹がいっぱいになった二人は、いいよゴールの「竹瓦温泉」へと向かいます。
八十八湯めぐりの記事も最後となると、ちょっと寂しい(笑)
鉄輪温泉 渋の湯 ★★★☆☆
大分県別府市風呂本1組 TEL:無し
料金:大人100円 子供:100円
営業時間:6:30~21:00
2012年10月 鉄輪温泉 鉄輪むし湯(九州八十八湯めぐり No,86) [温泉【大分】]
鉄輪温泉は、別府八湯の一つでなんと歴史は
鎌倉時代の1200年代まで遡る・・・
いまとなっては希少価値のある、ベタな温泉地の佇まいを残していますが
そんな街並みをちょっと紹介
なぜか、ヤング劇場(笑) 昔のヤングが泣いて喜ぶショーを開催中
散策していると「足湯」や高温の蒸気で蒸す「足蒸し」などの無料施設が。 この日は、意外や若者たちがたくさん利用していました。
なんとも、いい雰囲気の食堂を発見 中でも食べれますが、お弁当や手作りのおはぎのお持ち帰りもOK。 迫力充分のおはぎは、甘さをおさえたグッドでした
2006年にリニューアルされていて、新しくなってからは初めての訪問です。
以前とは比べ物にならない綺麗な建物に変身していて、ビックリ
以前の施設あとには、記念碑が・・・なんてたって鉄輪のシンボルだったので・・・
Tシャツと短パンを持参するようになってますが、210円を払うと貸出OK
温泉で熱せられた真っ暗な8畳ほどの床の上には石菖という薬草が敷き詰められ、その上に横になって10分の体験が始まります。
が!!熱い・・・相変わらずの熱さと湿気でたちまち、体じゅうびっしょり
時間をかなり残して退散しました。
綺麗な浴槽で、汗を流せるようになってますが、以前は目の前の共同浴場「渋の湯」まで歩いていって飛び込んだ記憶があります。
鉄輪温泉を開いたといわれる、一遍上人の前にて・・・No,86・・・
鉄輪温泉 鉄輪むし湯 ★★★☆☆
大分県別府市鉄輪上1組 TEL:0977-67-3880
料金:大人500円 貸し浴衣210円
営業時間:6:30~20:00
2012年10月 湯平温泉 砂湯温泉(九州八十八湯めぐり No,84) [温泉【大分】]
一泊二日大分湯巡りも最後の一湯・・・
湯平(ゆのひら)温泉は、湯布院から車で約20分
オシャレなイメージの湯布院とは違い、いかにも湯治場然とした佇まい。
訪れたのは日曜にもかかわらず、江戸時代の後期に作られたという石畳も歩く人はまばらなり・・・
石畳を歩きながら脇道を覗くと、これまた長い間時間の流れから取り残されたような空間が現れます。
この石畳に面して、共同浴場が五か所あります。
今回入るのはその一つ「砂湯温泉」
花合野川に面した無人のお風呂・・・100円玉を二個ちゃり~んでいざ入浴
浴槽はご覧の通りシンプルなもの・・・源泉掛け流しのお湯が無人のお風呂にとうとうと掛け流される・・・・
がっ・・・熱い
入ったのはお昼頃でしたが、おそらく朝からだ~れも入ってなかったようで、80度以上のお湯がそのまんま掛け流されたままで、危うく火傷を負うところ
も~れつに水を入れて、なんとか形だけの入浴でお茶を濁した次第。
石畳を散策していると、待合所を発見
なかには、湯平温泉の歴史をかざる古い写真がありました。
大正10年の共同浴場「銀の湯」
昭和初期の旅館の風情・・・日本髪のお姉さんがいい感じ
大正10年の虚無僧・・・
今回の湯巡りで、九州温泉道八十八湯巡りも残すところ後四湯・・・
最終目的地、別府温泉にある、温泉の聖地「竹瓦温泉」を目指します
次は、一泊してゆっくりゴールに向かう予定なり・・・
湯平温泉のホームページ ★★★☆☆
大分県由布市湯布院町湯平 TEL:無し
料金:200円
営業時間:6:30~21:30
2012年10月 湯平温泉 旅館 志美津(九州八十八湯めぐり No,83) [温泉【大分】]
大分市内から車を飛ばし、いっきに湯平温泉(ゆのひらおんせん)へ
湯布院温泉にもほど近い立地なれど、その喧騒とは無縁な鄙びた温泉地です
湯平温泉っていえば石畳の坂道!! ってイメージっが強いけど「旅館 志美津」はその坂道の上がり切った高台に位置します。
創業からなんと85年の歴史をほこる老舗だそうで、門構えにもそこはかとない雰囲気がありますね~
こちらの自慢は40年ほど前に作られたという「大洞窟風呂」
これがま~すごい湿度の高さで、カメラのレンズを拭き拭きしても、あっという間に曇る曇る・・・
天然のミストサウナってホームページにあいてある通り、ゆったり浸っていると、じっとり汗ばんでくる感じ・・・
でも薄暗がりのなかにいると、母親の胎内にいる感じで不思議に落ち着きます。
露天に出ると、爽やかな風が気持ちよく、いっきに解放された感じがあってまたこれもいいですねぇ
お湯はやや笹濁りでけっこうなもんでした。
老舗温泉らしい落ち着いたたたずまいと意表をつく洞窟風呂・・・
一度行ってみます~
湯平温泉 旅館 志美津のホームページ ★★★☆☆
大分県由布市湯布院町湯平263 TEL:0977-86-2111
料金:大人500円 子供300円 貸切湯2,000円(50分)
営業時間:10:30~15:00 日・祝6:00~25:00
2012年10月 大分温泉 大分キャセイホテル(九州八十八湯めぐり No,82) [温泉【大分】]
高崎山を駆け下りて大分市内に
訪れたのはなんとビジホから九州温泉道にランクイン「大分キャセイホテル」
かなり年季が入ったホテルとお見受けします。
ホテルの受付にて立寄り湯の受付をお願いしますが、「すいません、今日は館内いっせい停電点検をおこないますので、立寄り湯はお休みで~す」
ガ~ン (。・´_`・。)
点検が済めばとの事ですが、この日はここから長駆「湯平温泉」は向かう予定。
暗くっても構いませんと無理を聞いていただき入浴の運び・・・
電気が来なくっても自噴しているとの事で、入浴自体には支障はありませんが源泉温度が51度もあって、しかもだ~れもこの日は入ってないため激アツの湯加減
あまりの熱さにおそるおそる入った下半身は真っ赤になりました。
熱くって早々に上がったら、長湯派の連れも上がってた(笑)
ゆっくりつかれず残念でしたが、ビジネスホテルの浴槽にこんなに析出物がビッチリついているとは驚きです。
ホテルの方の浴槽の管理も大変かと・・・
まあ考えてみれば大分市内とはいえ、別府とは目と鼻の先・・・
一帯の温泉の底力を感じさせられます
大分キャセイホテルのホームページ ★★★☆☆
大分県大分市加来中河原1261-1 TEL:097-549-2890
料金:大人300円 子供140円 家族湯:60分1,000円
営業時間:10:00~25:00 日・祝6:00~25:00
2012年10月 高崎山温泉 おさるの湯(九州八十八湯めぐり No,81) [温泉【大分】]
大分市内のホテルで一泊し、最初に向かったのは高崎山
おさるの湯ったって、お猿さんといっしょに温泉に入るわけじゃありません
市内の中心部から、ずいぶんと山を駆け上がって上がって来ました。
途中迷子になりそうになりながらやっと到着
内湯と露天風呂・・・別に貸切風呂も用意されています。
露天風呂からは、眺めが最高
お湯はご覧の通りコーヒー色のモール泉・・・
モール泉はいろいろ入ってきたけど、ここのはかなり色が濃いですねぇ。
お湯はスベスベ感のあるもので、湯上がり感もサッパリします。
カランやシャワーも含めてぜ~んぶ源泉掛け流し。
300円でこんなお風呂に入れるなんて贅沢な話やね~
おすすめ
No81湯!
高崎山温泉 おさるの湯のホームページ ★★★★☆
大分県由布市狭間町高崎628-1 TEL:097-583-5966
料金:大人300円 子供150円 家族湯:40分1,200円 60分1,700円
営業時間:5:00~23:00
2012年10月 山香温泉センター~赤松温泉 (九州八十八湯めぐり No,79~80) [温泉【大分】]
しばらく忙しく飛び回っておりましたら、ずいぶん更新が滞っておりました・・・
先週は大阪の夜の町を久しぶりの徘徊
道頓堀あたりを大阪ならではの旨いものでもと彷徨いましたが、
さすがに仕事の疲れと歩き疲れでボ~としたまま
呼び込みの兄ちゃんに言われるままに地下の店に・・・
後で気がついたら「わたみん家」って和民の兄弟やないかい
まっ、和民も行ったことなかったのでいい経験させてもらいました(笑)
っで、前々記事の「山香温泉 風の郷」から車で程近い「山香温泉センター」
地元の方に愛される共同浴場の趣が漂う玄関・・・
内湯のみ、奥が熱めで手前は若干ぬるめ・・・やや薄茶色のにごり湯・・・
泉質は塩化物泉とありますが、とにかく温泉成分の濃さを感じます
すごい堆積物・・・
飲線は舌が溶けそうなぐらいの酸味と不味さ
後でネットで調べると源泉のままだと塩味が強すぎるので20倍に薄めて下さいと書いてあるとのこと・・・
気がつかんやったな~マズイはずやん。
さて、一泊二日の強行軍・・・この日最後、4湯目・・・
杵築市から国道10号を日出町に向け南下
国東半島の付け根あたりに位置する「赤松温泉」
ちょっと国道の脇を入っただけで、とってもワイルドな景色・・・
これまたワイルドな入口・・・全面がビニールテントで覆われ、初めて見る雰囲気
中に入ると、その広さと天井の高さにビックリ
館内にはワイルドな演歌がえんえんと流れ、トラック野郎になった気分(笑)
浴槽は四つあって、一番奥左が44~45℃はあろうかという超熱め
オーバーフローしたお湯が手前に来るに従ってだんだんぬるくなるって仕掛けです。
泉質はヌルヌル感の強いもので、みなさんお好みの温度で超リラックス
受付のおっちゃんに聞くと「別府八湯温泉道」の施設でもあるってんで、ついでにスタンプ押したら、後で調べると全然違うやん
よ~く調べておしもらわんとイケませんね~
杵築市山香温泉センター ★★★★☆
大分県杵築市山香町大字野原2082 TEL:0977-75-0351
料金:大人320円(市内210円) 子供:110円
営業時間:14:00~21:00
赤松温泉 ★★★★☆
大分県速見郡日出町藤原赤松6371 TEL:090-5944-4409
料金:300円
営業時間:9:30~21:00
2012年10月 山香温泉 風の郷 (九州八十八湯めぐり No,78) [温泉【大分】]
夷谷温泉を後にして、ひたすら国東半島を南下
目当ての温泉に入る前、立寄りました「山香温泉 風の郷市場」
「カボス」や「生シイタケ」「だんご汁」などの大分らしい物産が並びます。
「山香温泉 風の郷」は、温泉施設の他、宿泊施設や食事処、大型宴会場まで兼ね備えた立派な施設。
でも、敷地の一画に意外なもののが・・・
〈イシガメ池〉
なんでもイシガメは外来種のミドリカメなどにおされて、絶滅の危機にあるらしい
NPO法人山香郷はニホンイシガメの生息・産卵のため、ここにイシガメ池を建設したとホームページに記してあります
そういえば、どことはなく気品が感じられお姿に見えますねぇ
さて肝心のお風呂ですが、サウナや水風呂などを備え、内湯・露天とも広々としています。
内湯は湯の花が浮かびヌルヌル
温泉成分が濃いのか湯船の底は真っ白に変色しています。
ただ、なんといってもここでのお目当ては露天にある「樽風呂」
すごい成分の濃さを誇るお湯です。
浴槽にはビッシリ温泉の析出物が付着して、白い層を作っている様は見事・・・
そしてもう一つの特徴は、強烈な匂い
今までに経験したことのない温泉臭で、例えるのが難しいですが、たくあん漬けなどの発酵臭といえばいいかも・・・
あ~気持ちよかった
78湯目は個性豊かな温泉でした~。
山香温泉 風の郷のホームページ ★★★★☆
大分県杵築市山香町大字倉成3003 TEL:0977-75-1126
料金:大人390円(土日祝日500円) 子供:170円(土日祝日250円)
営業時間:8:30~22:30